④実践問題 | 小切手・手形・財務・税に関する用語 | 一般知識 | 秘書検定2級

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秘書検定2級、一般知識分野の小切手と手形、財務と税に関する無料問題です。

頻繁に出題される分野ではありませんが、おさえておきましょう!

第1問 小切手・手形

次の中から、不適当と思われるものを一つ選びなさい。

  • ① 小切手とは、振出人(発行した人・会社)の代わりに、銀行が受取人へお金を支払うよう委託された有価証券のこと
  • ② 約束手形とは、振出人が受取人に対して、一定の金額を、決められた期日に支払うことを約束する有価証券のこと
  • ③ 振出人とは、手形や小切手を発行する人や会社のこと
  • ④ 不渡手形とは、支払期日前に、金融機関が手形額面から利子分を差し引いて買い取ること
  • ⑤ 手形受取人とは、手形や小切手に記載され、代金を受け取ることができる人や会社のこと

正解!正解!

不正解!不正解!

選択肢④の説明は、実際には「手形割引」のことです。「不渡手形」とは、預金不足のため支払いを拒絶された手形のことを指します。6か月以内に2回不渡手形を出すと、振出人は取引停止処分となり、倒産につながる恐れがあります。

第2問 会計・財務

次の財務に関する用語の説明のうち、不適当と思われるものを一つ選びなさい。

  • ① 財務諸表とは、株主や利害関係者に企業の財政状況や経営成績を知らせるために作成される書類の総称である。
  • ② 貸借対照表(B/S)とは、決算時点の資産・負債・純資産の内容を一覧にまとめ、企業の財政状況を示す書類である。
  • ③ 損益計算書(P/L)とは、一定期間の利益や損失を示し、企業の経営成績が分かる書類である。
  • ④ 決算公告とは、株式会社が前年度の決算内容を株主だけに知らせることである。
  • ⑤ 損益分岐点とは、売上高と総費用が等しくなり、利益も損失も出ない売上高のことである。

正解!正解!

不正解!不正解!

選択肢④の説明は不正確です。決算公告とは、株式会社が前年度の決算内容を『広く一般に』知らせることであり、株主だけに知らせるものではありません。他の選択肢はいずれも適切な説明です。

第3問 税金

次の税金に関する用語の説明のうち、不適当と思われるものを一つ選びなさい。

  • ① 直接税とは、税金を負担する人が、自分で直接税務署などに納める税金のことである。
  • ② 間接税とは、税金を負担する人と、実際に税金を納める人が異なる仕組みの税金である。
  • ③ 法人税とは、個人の所得に対して課される国税のことである。
  • ④ 消費税とは、商品やサービスの購入など、一般的な消費に対して課される税金である。
  • ⑤ 累進課税とは、所得や課税対象の金額が高くなるほど、税率も高くなる仕組みである。

正解!正解!

不正解!不正解!

選択肢③の説明は不適切です。法人税とは、企業や法人の所得に対して課される国税のことです。個人の所得に対して課されるのは『所得税』です。他の選択肢はすべて正しい説明です。

第4問 小切手・手形

次の説明のうち、不適当と思われるものを一つ選びなさい。

  • ① 小切手とは、振出人(発行した人や会社)が受取人からの請求に対して、銀行に支払いを委託し、銀行が代わりにお金を支払う有価証券のことです。
  • ② 約束手形とは、振出人が受取人に対して、一定の金額を支払うことを約束する有価証券ですが、支払期日は決まっておらず、受取人が請求したときに支払われるものです。
  • ③ 当座預金とは、銀行との当座取引契約にもとづき、預け入れや引き出しがいつでもできる、利息のつかない預金のことです。
  • ④ 不渡りとは、手形や小切手が支払期日(満期)に提示されたにもかかわらず、支払いが拒否されることです。
  • ⑤ 手形裏書とは、手形の所持人が第三者に権利を譲渡するため、裏面に所定の事項を記入して押印することです。

正解!正解!

不正解!不正解!

選択肢②は不適切です。約束手形は、振出人が受取人に対して『一定の金額を、一定の期日に支払う』ことを約束する有価証券です。『支払期日の指定はなく、受取人が請求したときに支払われる』というのは、小切手の特徴であり、約束手形の説明としては誤りです。他の選択肢はすべて正しい内容です。

第5問 小切手・手形

次の「小切手」に関する説明のうち、不適当なものを一つ選びなさい。

  • ① 小切手には、振出日と受取人の氏名が記載される
  • ② 小切手は、通常、支払地が記載される
  • ③ 小切手は、受取人以外の人が換金することはできない
  • ④ 小切手を現金に換えることを「小切手の現金化」という
  • ⑤ 小切手は、当座預金口座を利用して発行される

正解!正解!

不正解!不正解!

小切手は、受取人が裏書することで、第三者が換金することもできます。③の説明は誤りです。他の選択肢はいずれも正しい説明です。

第6問 税金

次の説明のうち、不適当と思われるものを一つ選びなさい。

  • ① 所得税とは、個人の所得に対して課される国税のことです。
  • ② 消費税とは、商品やサービスの購入など、一般的な消費に対して課される国税のことです。
  • ③ 印紙税とは、不動産の取得や保有に対して課される税金のことです。
  • ④ 相続税とは、相続によって財産を取得したときに課される国税のことです。
  • ⑤ 贈与税とは、贈与によって財産を取得したときに課される国税のことです。

正解!正解!

不正解!不正解!

選択肢③は不適切です。印紙税とは、契約書や領収書など、法律で定められた文書に課される国税のことです。不動産の取得や保有に対して課されるのは、不動産取得税や固定資産税などであり、印紙税ではありません。他の選択肢は正しい説明です。

第7問 小切手・手形

次の用語の組み合わせの中から、関係のある組み合わせとして不適当なものを一つ選びなさい。

  • ① 株券 = 有価証券
  • ② 約束手形 = 支払期日
  • ③ 印鑑 = 確定申告
  • ④ 小切手 = 当座預金

正解!正解!

不正解!不正解!

印鑑はビジネスや書類作成でよく使われますが、確定申告との直接的な組み合わせとしては不適当です。他の選択肢はいずれも業務や会計の現場で密接に関連しています。

第8問 財務

次の財務に関する用語の説明で、不適当なものを一つ選びなさい。

  • ① 資産=会社が保有する現金・土地・建物など
  • ② 負債=会社が将来支払う義務(借入金・買掛金など)
  • ③ 純資産=資産から負債を差し引いた部分
  • ④ 粉飾決算=企業の財務状況を正確に報告するための合法的な調整
  • ⑤ 減価償却=建物や機械などの使用による価値減少を費用として処理すること

正解!正解!

不正解!不正解!

粉飾決算とは、企業の財務状況や経営成績を実際より良く見せるために意図的に数字を改ざんする行為です。「正確に報告するための合法的な調整」という説明は不適当です。他の選択肢はいずれも正しい説明です。

第9問 会計・財務(記述問題)

企業は決算の際、1年間の経営成績や財政状態を明らかにするため、いくつかの重要な書類を作成します。

これらの書類は、株主や取引先、金融機関などに企業の状況を説明するために欠かせません。

( )に入る適切な語を漢字2文字で答えなさい。

株主などに報告するため、企業の「財政状態」を一覧にまとめたものを( )諸表といいます。
解答

財務

「財務諸表」と言います。

企業の「経営成績」を表す書類を( )計算書といいます。P/Lと略される。
解答

損益

「損益計算書」と言います。ピーエル(P/L)と略されます。

企業の「資産・負債・純資産」を表す書類を( )対照表といいます。B/Sと略される。
解答

貸借

「貸借対照表」と言います。バランスシート(B/S)と略されます。